誰にでも辛いときはある(引地賢太Vol.135)
引地賢太です。
【誰にでも辛いときはある】
つい先日、ある相談が届きました。
「落ち込んでいる人に
どのように接したら良いのかわからない」
「部下が落ち込んでいるときに
どんな言葉を掛けるべきなのかわからない」
まずこの相談を受けたときに
この人は優しい上司なんだなって思いました。
情に熱い部下想いの方だからこそ、
どうにかして部下を勇気づけたいんですよね。
そこで今回は、
"落ち込んでる人"にすべき
効果的なアドバイス法を紹介します。
✔️前向きはラクだけど…
前向きになることは大切です。
何でもポジティブに変換して
物事を前向きに捉えられたらラクです。
前向きに捉えられたら
落ち込むことだって少ないし
すぐ切り替えて立ち向かうことができます。
前向きになれれば最高です。
最高なんですが…
全員が全員、前向きになれる人ではありません。
根っからのネガティブな人もいるし
1度落ち込むと、どん底まで落ちる人もいます。
✔️前向きにならなくていい
何度も言いますが、前向きはラクです。
しかし、前向きだけでは生きていけません。
「ポジティブですね」「切り替え早いですね」
そのような言葉をいただく僕でも、
ふとした瞬間に後ろ向きになることもあります。
メンタルは強いほうですが、
ショックを受けるときはあります(笑)
そんなに超人ではありません。
メンタルが強いと言われる人も人間です。
じゃあ、何が大切かというと…
✔️今を受け入れる
現状を受け入れることが、一番大切です。
良かった自分も
悪かった自分も
ポジティブな自分も
ネガティブな自分も
全部ひっくるめて『自分』です。
もちろん、
自分の現状を前向きに
受け入れたほうが良いです。
でも、やっぱり無理なときは無理です。
✔️辛い人に「頑張れ」は暴力
辛い人、落ち込んでる人
それらの人達に勇気づけようと…
「頑張れ」「大丈夫か」「気にすんな」
と、投げかけるのは効果的です。
しかし、ときに…言葉は暴力に変わります。
辛いなか頑張っている人に
「頑張って」と投げかけると、
かえって追い詰めてしまう可能性があります。
なので、
その人の状態や性格を察知する必要があります。
✔️「………」が何よりのメッセージ
じゃあ落ち込んでる人に
どうやって言葉を投げかれば良いのかというと…
あくまで僕の考えですが、
そこに"言葉"なんていりません。
『そばにいる,近くにいる』
それだけで良いと思うのです。
僕自身、何度か先輩に助けられた時があります。
何か特別な言葉を言われたわけでもなく
ただそっと僕の隣で話を聞いてくれてました。
それだけで僕は救われました。
その後は、
先輩が夕飯に連れてってくれてスッキリ。
✔️何も語らず側にいる
側にいることが、何よりのメッセージです。
それが何よりの『強いメッセージ』です。
意外と、時間が解決することは多いです。
泥酔してる友達を介抱する感覚です(笑)
泥酔してる人に「大丈夫?」って言葉を掛けても
見た感じ、大丈夫なはずないですよね(笑)
背中をさすって落ち着くのを待つ
頭をポンポンしながら落ち着くのを待つ
できることなんてそれくらいです。
でも、それが何よりのメッセージなのです。
落ち込んでいる人と泥酔してる人を
イコールにするのは失礼かもしれませんが、
"側にいる"だけで、支えになると思いますよ。