名前の威力(引地賢太Vol.298)
引地賢太です。
【名前の威力】
あなたは名前を呼ばれて嬉しいですか?
自分の名前は好きですか?嫌いですか?
おそらく、
よほど相手のことが嫌いじゃない限り
不快な気持ちにはならないんじゃないかな。
名前を呼んで会話するだけで
・ささやかな幸福感を覚える
・礼儀正しい人間だと思われる
・他者の注意を容易に引くことができる
・相手に好印象を与えられ、好印象が長続きする
このような効果があると言われています。
逆に、あなたが相手の名前を覚えられず、
会うたび「すみません。お名前はなんですか?」
と訪ねているようなら、気まずくなります。
間違いなく相手は
「何度も名前を忘れるなんて、
よほど私に興味がないんだな」
と、あなたにネガティブな感情を抱きます。
ここまで読んでくれたあなたは
「よし!明日からあの人を名前で呼ぼう!」
と思ったかもしれませんが、少しストップです。
相手の名前を呼ぶうえで
注意しないといけないことが2点あります。
注意点①相手が嫌がる呼び方をしない!
初対面でいきなり「○○」
なんて呼び捨てにされたら馴れ馴れしいと、
不快に思われる人もいます。
下の名前で呼ばれることに抵抗ある人もいます。
その場合は相手を苗字呼びするのが良いですね。
また、役職名も
本人にとって大切な誇りだったりします。
最近は、所属する場所の方針によって
役職名で呼ばないこともあるようですが、
そうでない場合は「○○社長」「○○課長」
など、名前の後に役職名をつけると良いですね。
注意点②名前の呼びすぎには注意!
「○○さん、こんにちは。
○○さん、明日はお休みですか?
お休みなら○○さん、食事に行きませんか?」
このように名前をやたらと呼ばれると、
流石にちょっとうっとうしいですよね。
なんでもそうですが、
ちゃんとその場の空気を読んで
適切に取り扱うことが大切ですね。
初対面の場合、
あくまで目安ですが、名前を呼ぶ頻度は
10分間に4回以下に抑えると良いと思います。
✔️どういうときに名前で呼べば良いの?
どうも名前を呼ぶタイミングが…という人は、
相手に質問をする時に名前を呼んでみましょう。
「○○さん、どんな動物が好きですか?」
といった具合です。
あまり喋ったことのない人には、
呼びかける時に名前で呼ぶことよりも、
質問や会話の中で名前を呼んだ方がラクです。
また、褒めるときや感謝を伝えるときにも
名前を呼んでみると良いですね。
単純に褒めたりお礼を言うよりも、
名前を付け加えた方が気持ちが伝わります!
✔️じゃあ、どうやって名前を覚える?
では、名前を覚えるのが苦手な場合
どうやって名前を覚えていくかですが、
僕は2つの名前の覚え方をオススメします!
①とにかく声に出して呼ぶ
中学校の漢字テストと同じです。
高校の英単語テストと同じです。
とにかく声に出してアウトプットが大事です!
初対面のときは特に積極的に
相手の名前を呼びながら会話しましょう。
繰り返し声に出して呼んでいると
自然に名前を覚え「顔」と「雰囲気」が一致し
次会うときの不安も解消されます。
②人やモノに関連づける
コレもよく知られている方法ではありますが、
やはり関連づけの効果は絶大です。
今は、僕と一緒に仕事をしてる
元銀座ホステスNo.1の女性の方は
お客様とLINEを交換したら
すぐに相手のLINE表示名のところを
「名前+印象+趣味+似ている芸能人」
に変更して覚えるようにしていたそうです。
このエピソードからも分かる通り、
それほどまでに名前を覚えるって大切なのです。
自分の名前は命の次に大切とも言われます。
名前で呼び合える関係を築けると良いですね。