引地賢太

引地賢太のブログです

勘違いしてるかも(引地賢太Vol.47)

引地賢太です。

 

【勘違いしてるかも】

最近、人間関係に関する相談を受けます。

そのなかで多くの方が悩みを
解決するために、ある勘違いをしています。

それは、人間関係をよくしようと考え
"気持ちを変えよう"としていることです。

心を変えるには、
心そのものを変えようとするのではなく
言葉や行動を変えることが重要になります。

実は、大脳生理学的に言えば

「入力(思い・気持ち)よりも
 出力(言葉・動作)をより強く記憶する」

という法則が存在するのです。

とはいえ、

行動に移すなんてハードルが高い
と思う方も、いらっしゃるでしょう、、。

そこで今回、紹介するのは「小さな習慣」です。

これはトップアスリートも実践する方法です。

すぐ実践できることを3つ紹介していくので
気に入ったものがあれば試してみてください!

① 人を褒めてみる

会社の同僚や知り合いが成功したとき、
素直に称賛できない感情ってありませんか?

そして「今はいいけど、そのうち失敗するよ…」
と妬みのような感情が湧き上がってくることも…

でもこれは、
心が醜い人だからということではありません。

自分がうまくいっていないときに、
人を称賛できる人はなかなかいないものです。

ただし、

この感情は自分自身の成功の
障害になってしまうことがあります。

なぜなら、

脳の性質として
他人に対して思った感情は、
自分に対して思った感情と同じとして
捉えてしまう性質があるからです。

ですから成功しようとすると
「これはよくないことだ!」と
心のブレーキが働いてしまいます。

この潜在意識に刷り込まれている
心のブレーキを外すことが必要です。

脳は入力(思い)よりも
出力(言葉、動作)を信用するので

人の功績に対して、
言葉や態度に表して喜んでみましょう。

なかなか人を称賛できないという人は、

極端ではありますが、
実際に思っていなくてもいいから
称賛してみてください。

脳は他人に対して思ったことを
自分事として捉える傾向にあります。

他人を褒めると自分にもプラスがあるのです。

② 嫌いな人は「新種の珍獣」に変える

相手の言動に
いちいちネガティブになっていると、
顔を見るだけでマイナス感情が表に出ます。

これでは毎日辛いはずです、、。

そこで、

一緒に仕事したくないような「嫌な人」は
「面白い珍獣、発見!」とイメージを変えて
ゲーム感覚で楽しんでみるとラクになれます。

新たな珍獣を発見するたび、
「新種の珍獣発見!」「地球外生物だ!」
などとゲーム感覚で楽しむと

あちこちに珍獣が潜んでいることがわかります。

僕にも人生で嫌な人に出会うことがあります。

そんなときは

「珍獣が吠えているけど、
 何を言っているんだろう…」

と思いながら話を聞くことがあります。

こう書くと
ふざけているように思われるかもしれませんが、

実は大事なことです。

相手のイメージを変えることで、
相手に対する感情がプラスに変わります。

「ちょっとかわいい」と思えると、

憎たらしい相手も
少し愛らしく見えてくるかもしれません、、。

無理に好きになろうとせず
心の中で小バカにする感じが丁度良いです。

頑張って好きになろうとして
それで相手を好きになれなかったら
優しい人ほど自分のことを責めます。

そんなことで心が参ったら本末転倒です。

綺麗事を言う気はありません。

裏で少し小バカにするくらいが
一番人間関係をラクに保てます。

嫌いなら嫌いで構いません。

③イライラが溜まってきたら一旦息を吐く

イライラや怒りが湧き上がってきたときは、
まず呼吸を整えましょう。

アスリートが試合中にカッとなって
調子を崩してしまうことがよくあります。

仕事でも同じようなことがありますよね、、。

思うようにいかないとき。
自尊心を傷つけられたとき。

こんなときに僕たちはカッとなりやすいです。

そういったとき怒りを覚えたら、
一旦、間をおいて呼吸を意識してみましょう。

カッとなっているときは
息を多く吸っている状態なので、
ゆっくり息を吐くことが大事です。

ゆっくり長く息を吐きながら
怒りが消えていくイメージをつくりましょう。

こうすることで落ち着きを取り戻せます。

トップアスリートや一流の経営者も
おすすめしているシンプルなメンタル術です。

『心は熱く、頭はクールに』

こんな状態をつくりたいですね。

ここまで、すぐにできる
"小さな習慣"を3つ紹介しました。

相談者にも「効果があった」と
仰っていただいたものばかりです。

人間関係でお悩みの方は、
気に入ったものがあれば実践してみてください。

抱え込んだらダメです。

人間関係は生活する中で
一番悩みを抱える分野にもなりますが

何か自分の身に起きたときに
一番支えになってくれるのも人間関係です。

もっとラクに伸び伸びと生活しましょう!

 

 

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