それで大丈夫?(引地賢太Vol.43)
引地賢太です。
【それで大丈夫?】
突然ですが、
相手に聞き返した言葉、それで大丈夫ですか?
どんな話にも「そうですよねー」と返事したり、
本人に悪気はなくても、
うまく聞き取れない時に「は?」と返事したり、
それ以外にも、
「そっけない返事」
「イラッとくるような返事」
「テキトーに聞こえしまう返事」
返事には、色々な種類があります。
相手がいい加減な返事だと
話を続ける気力が失せてしまいますよね。
話を聞くときは、「返事の仕方」も大切です。
では、嫌われる人の
"イラッとする返事"はどんなものでしょうか?
今回は、よくありがちな6つのNGを紹介します。
①「は?」と聞き返してくる
相手の話が聞き取りにくかったりしたとき
思わず「は?」と
聞き返してしまうことはないでしょうか?
何げなく言っていることが多いと思いますが、
「は?」と聞き返されて不快にならない人は、
殆どいないと思います。
「見下されている」
「バカにされている」
そう思われる可能性も高く、
特に仕事での会話では要注意です。
もし声が聞き取りづらかった場合は、
「すみません、もう一度言っていただけますか」
このような言葉で返すことを心掛けましょう。
②どんな話にも「マジ?」と答える
10代,20代に使いがちな「マジ?」という返事。
話の内容にかかわらず使っていると思いますが、
特に職場では要注意です。
親しみを込めて
使ったつもりかもしれませんが、
相手には、とても軽い返事に聞こえかねません。
「自分の話をちゃんと聞いてるのか?」
と、思われる可能性も少なくありません。
職場では
特に、使う相手を考えたほうがいい表現です。
③「知ったかぶり」の返事をする
どんな話になっても
「そうですよねー」「わかります、わかります」
を連発する人もいますよね。。
もちろん、
本当に知っていて
理解しているのなら良いのですが、
往々にして「知ったかぶり」で、
適当に「そうですよね」「わかります」と
相づちを打っているケースも少なくありません。
知ったかぶりは、
相手が指摘しなくても
大抵の場合、相手にはバレているものです。
年配の人が相手の場合、
いい加減な返事をすると
「本当にわかっているの?」と
注意する人もいますよね。
いずれにせよ、
相手は不快な気持ちになるので、
適当な「知ったかぶり返事」は止めましょう。
④話にかぶせて返事をする
話が終わらないうちに
「はいはい、わかりました」
「ああ、もう大丈夫です」などと、
話にかぶせて返事をする人がいます。
「もう十分理解しているから
最後まで聞かなくても大丈夫」
という判断かもしれませんが、
相手は話を遮られているため、
当然、あまりいい思いはしません。
相手にイヤな思いをさせないように、
仮にわかっている内容でも
【相手の話は最後まで聞き返事をする】
ということが大切になります。
⑤「声のトーン」が極端に違う
きちんと返事をしていても、
"極端に高い声"で返事をすると
「この人、大丈夫かな?」「信用できるのかな」
と、相手に軽く見られかねません。
また反対に、"声が低すぎる"と、
「そんなに低い声で反応しなくても…」
と、会話が盛り下がってしまい、
その後の話も弾まなくなってしまいます。
「相手の話に合わせた声のトーン」
「相手の話に合わせた声のスピード」
で、返事をすることも大切です。
相手の話のトーンやスピードから
大きくずれないように注意してみましょう。
⑥まともに返事をしない,スマホを目ながら返事
「相手の話に対して何も返事しない」
これは絶対やってはいけないことですね。
全く反応をしないのは、
たとえ話を聞いていても
「関心がない」「無視されている」
と、相手に思われかねません。
そして、相手は
あなたと話しているのであって
「スマホを見ているあなた」と、
話をしているわけではありません。
話している人は、話しながら
"聞いている相手"のことをよく見ています。
相手の顔を見て相づちを打つなど、
"話を聞いている意思表示"は非常に大切ですね。
返事の仕方ひとつを意識するだけで、
相手との会話を楽しく弾ませることができます。
逆に、日頃の「よくない返事」の積み重ねが
相手に嫌われてしまう元凶になりかねません。
たかが『返事』ですが、なめちゃいけませんね。