引地賢太

引地賢太のブログです

無関心は強い(引地賢太Vol.48)

引地賢太です。

 

【無関心は強い】

ストレスや憂鬱は、現代人には付きものです。

不満を刺激する情報は溢れているし

苦手な人づきあい、
気の進まない仕事も次々にやってきます。

心が疲れる最大の原因は"マイナスの感情"です。

ムカついたり、緊張したり、
落ち込んだり…負の感情に襲われると
やる気を失い、物事に集中できなくなります。

こうしたとき、
多くの人が「元気を出そう」と考えます。

「憂さ晴らしにお酒」とか
「ストレス解消にスイーツ」とか定番ですね。

ただ、これだと効果は一時的ですし、
度を超えると健康を害すようになります。

じゃあ、どうやって
心を健康的にすれば良いのか…?

【感情のない状態を取り戻す】

つまり、怒りも喜びもない
車でいうN(ニュートラル)状態に戻れたら
心は劇的に健康になります。

感情のないニュートラル状態が
なぜ大事かというと『心の基本』だからです。

実は、感情には3種類しかありません。

①快の反応 …喜び・嬉しさ・楽しさなど
②不快の反応 …怒り・不満・憂鬱・悔しさなど
③快でも不快でもない“ニュートラル"な状態

このうち、人が追い求めるのは①です。

食べる、遊ぶ、他人の評価
リアクションを求めて頑張るなどです。

もともと心には、
承認欲も含めた「欲求」があります。

だから人間は、
辛いときや疲れたときに欲求の満足を求めます。

しかし、快の反応は長続きせず、すぐ戻ります。

現実に引き戻されたとき、
そこに待っているのは「不快な反応」です。

仕事が上手くいかない、人間関係が苦手、
人の目が気になる、失敗して落ち込んでしまう。

日々の生活の中では、
不快な反応のほうがむしろ多いのが現実です。。

つまり僕たちの日常は、

「快を追いかけながら、
 実際には不快に反応してばかり」です。

人はいつだって感情に振り回されています。

「快か、不快か」しかない日常は、疲れます。

体力測定の"反復横跳び"を思い出してください。

端から端まで速足で移動する、、
人間は「感情」でも、同じことをやっています。

ムカッとして、楽しんで、
褒められると舞い上がって、叱られると凹んで…

こうした感情的な反応を、
休むことなく繰り広げています。

怒って、喜んで、怒って、喜んで、の繰り返し。

まるで体力測定の反復横跳び状態です。

しかも、真ん中(ニュートラル)が抜けてます。
これでは心が消耗するのも、ごく自然ですよね。

家に帰ったら、自分の顔を鏡で見てみましょう。

「疲れているな」と思ったら、
「感情に反応しすぎている」状態です。

これからは、感情で反応しない
ニュートラル"な心を大事にしてください。

この"ニュートラル"という発想が
あなたの心を癒しラクな時間が増えます。

では、感情のないニュートラルな心は、
どうすれば育てることが出来るのでしょうか?

コツは、「感覚に意識を向ける」ことです。

最もスタンダードな方法は『深呼吸』です。

①手をグーと握って、パーと開く。
 
②「吸う」を「1」、「吐く」を「2」と数える。

③道を歩くときに、
 歩数を1、2と数えて、100までやってみる。

数を決めれば終わりが見え集中しやすいので
スマホのタイマーを使うのも良い試みですね。

こうした心掛けは、
僕たちの日常にも欠かせません。

・落ちこまない心
・作業に集中する心
・人前で緊張しない心
・相手をよく理解する心
・ムダな考えに気を取られない心

これらは仕事や私生活に大きな力を発揮します。

こうした心の土台を作るのが、
ニュートラルな精神状態なのです。

多くの人が勘違いしていることですが、
「ネガティブ」からいきなり「ポジティブ」に
もっていこうとする行為は間違いです。

-100から+100に感情を移行するのは無理です。

-100から0(ニュートラル)に戻し
+100の感情に移行させていく手順が
一番、穏やかに心を管理する方法です。

辛いことがあるのは、頑張っている証拠です。

そんな自分を責めず裁かず感情で反応せず
そっと自分の心を受けとめてあげましょう。

今回は少し変わった視点で
心の管理について話してきました。

今回の投稿をシンプルに要約すると

ラクに生きたいなら
荒れ狂う情報に反応し過ぎず
無の感情になるのがオススメだよってことです。

自分に直接関係の無い情報は
右から左に受け流せば良いのです。

 

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