決断は労力(引地賢太Vol.114)
引地賢太です。
【決断は労力】
『伝え方』で人生は変わる。
就活も仕事も下手したら恋愛も
全て『伝え方』で大きく結果が変わります。
『伝え方』は立派な技術から成り立ちます。
技術…つまり、
伝え方は鍛えることができます。
今日も引き続き
あなたに「劇的に相手の反応が変わる伝え方」
3つ目を紹介していきます。
1日目は『相手のメリットを提示しろ』
2日目は『相手のデメリットを提示しろ』
でしたね。
気になる方は
過去の投稿をご覧ください。
そして、、今日のテクニックは…
✔️決断させるのではなく比較させよう
これはわりと多くの人が
既に利用している会話技法だと思います。
決断・・・意志をはっきりと決定すること
そもそも人は
「一日に9000回の決断をしている」
と言われています。
「そんなにしてないでしょ」
と思うかもしれませんが、
それは無意識の決断がたくさんあるからです。
「この商品を買おう」
「◯◯に旅行に行こう」
「ダイエットをしよう」etc…
これらは大きな決断であり、
意識的に決断している項目たちです。
一方で…
「スマホで検索している時」
「スマホでSNSを見ている時」
「コンビニで買い物をしている時」etc…
こういう時も
無意識で何かを考え決断しています。
人はモノや情報に触れている時、
必ず大なり小なり決断をしています。
そして、
決断回数が増えるたびに精神が疲れていき、
体をあまり動かしていないのに疲弊します。
つまり、決断には『体力を使う』のです。
体力を使う『決断』を相手に求めると
面倒くさがられて断られる可能性が高まります。
例えば…
例)食事へ誘うとき
「ご飯行こ!」
このような伝え方をすると
「ご飯へ行く」「ご飯へ行かない」という
『Yes or No』
の選択肢しか無い状態になります。
ぶっちゃけ…
ある程度関係性が良好だったり
あなたと食事行くことにメリットを感じていれば
「いいよ!」と簡単に返事をもらえますが、
まだ関係性が浅いときは
断られるケースも十分にあります。
じゃあどうするのか…
自分:「イタリアンと焼肉どっちが好き?」
相手:「イタリアンのほうが好きかな」
自分:「そっか!イタリアンか…。
パスタ好きだったりする?」
相手:「うん、カルボナーラとか好きかも」
自分:「カルボナーラ!そういえば
この前、中野で食べたカルボナーラ
めっちゃ美味しかったんだけど
一緒に食べに行かない?」
相手:「いいよ!行こ」
…という感じで、上手くいけば行けます(笑)
選択肢を「Yes or No」ではなく
選択肢を『A or B』で比較するのが大切です。
「こっちとこっちだったらどっちがいい?」
↓
「どっちかだったらこっちだね!」
という方程式を作り出して
比較して『同意(Yes)』を取ると
思い通りの反応を得やすくなります。
なぜかというと…
人は『同意(Yes)』を重ねると
断りづらくなる心理が発生します。
また、比較することで
Noの回答をボヤかすのもポイントです。
「焼肉食べたい?それともイタリアンがいい?」
こんな感じですね(笑)
勝手に「食べに行く前提」で話を進めて
気づいたときには、食べに行く感じになります。
この『比較して同意(Yes)』を得る方法は
営業の商談でも、よく使われる王道手法です。
相手に『選択肢』を与えると
相手は選択肢の中から考えるので
「Yes or No」で聞かれたときに比べて
気軽に決断させることが可能になります。
もちろん!
どこかのタイミングで
決断を仰ぐときはくるのですが、
特にビジネス上では
上手に比較を活用できると良いですね。
僕と同じような面倒くさがり屋で
駆け引きするのが「だるい」と思ってる人は
ストレートに伝えても良いかもしれませんね。
それで相手の反応が悪かったら、どんまい(笑)