人は欲求の塊(引地賢太Vol.115)
引地賢太です。
【人は欲求の塊】
『伝え方』で人生は変わる。
就活も仕事も下手したら恋愛も
全て『伝え方』で大きく結果が変わります。
今日も引き続き
あなたに「劇的に相手の反応が変わる伝え方」
4つ目を紹介していきます。
1日目は『相手のメリットを提示しろ』
2日目は『相手のデメリットを提示しろ』
3日目は『決断させるのではなく比較させよう』
でしたね。
気になる方は
過去の投稿をご覧ください。
そして、、今日のテクニックは…
✔️承認してから伝えよう
「いいね」「素晴らしいね」「ありがとう」
人は誰しも、承認されたい欲求があります。
僕にだってあります。
あなたにだってありますよね?
褒められたら嬉しいですよね?
感謝されたら嬉しいですよね?
お世辞だろうと
ふざけてだろうと
人から承認されたら
悪い気持ちにはなりません。
それが、人間です。
人は心理的に「承認」されてから
何か頼み事をされたりすると「断りづらい」
という心理が働きます。
今から話す話は、
ある大学が実施した研究データです。
例)トイレの張り紙
コンビニ等のトイレで
「トイレを綺麗に
使って頂きありがとうございます」
という張り紙を見ることがあると思います。
なんだか遠回しな言い方だな~
と思う方もいるかもしれませんが、
このトイレの張り紙には
「どういう言い回しでお願いしたら
人が最も従うか」
という心理学実験結果を踏まえて、
作られた戦略的な張り紙だそうです。
実験結果によると、
日本人の場合には
「感謝形の文言が最も効果的である」
と、結果が出ました。
①トイレを汚してはいけません
②トイレはきれいに使ってください
③トイレを汚すのはルール違反です
④トイレを汚すと次に使う人が困ります
⑤トイレを綺麗に使って頂きありがとうございます
一番効果があったのが⑤なのです。
日本人は「感謝欲」が
非常に高い性質を持っているので、
「ありがとうございます」
と言われると従いたくなるのでしょうね。
✔️命令ではなく感謝の気持ちで頼もう
では、実践編です。
チームで仕事をしていたら
「どうしても頼まないといけない…」
という場面はありますよね。
普段の簡単な依頼なら
普通に伝えても問題ありませんが、
難易度の高い仕事や、
時間が掛かる頼みづらい仕事を依頼する時は
頼み方1つで、
部下の受け取り方が大きく変わります。
「〇〇さん、このプレゼン資料作ってください」
これでは強制的な感じが出て、
自分の願いをそのままダイレクトに伝え、
語尾が「~ください」と命令形になっています。
部下は有無を言わさず
プレゼン資料を作成しないといけない状態です。
相手がどんな伝えられ方をされたら
気持ちよく仕事できるか、考えてみましょう。
では、どうするか…
「〇〇さんのプレゼン資料は綿密で、
お客様から評判が非常に良いんだよね。
いつも忙しい合間にありがとうございます。
今度はこちらのプレゼン資料を
作成してくれないかな」
このとき褒めるポイントとしては
自分だけではなく『第三者』の評価を
引き合いに出すと、お世辞感が薄れます。
仕事に限らず子育てとかでも
相手を『承認』してから『依頼』すると
気分良く依頼を引き受けてくれるはずです。
子供は特に素直なので、
承認してから頼み事をすると
子:「わかった!僕、静かにしてる」
(親が電話中、子供は静かに絵本を読んでいた)
子:「僕ちゃんと静かにしてたよ。凄いでしょ」
親:「静かに出来て偉いね。凄い助かったよ」
みたいな会話が生まれながら
素直にスクスク育つかもしれませんね。
頼み事をするときは『承認』を加えましょう!