引地賢太

引地賢太のブログです

あの人、気が利くな〜(引地賢太Vol.84)

引地賢太です。

 

【あの人、気が利くな〜】

『「気がきかない」とよく言われるけど、
 そもそも気のつかい方がわからない……』

「自分では気をつかったつもりなのに、
 相手が気づいてくれない……」

こんなふうに悩んだことはありませんか?

✔️気づかい=言葉+小さな行動

気づかいというと、
「気の利いたことを言う」という
イメージが、強いかもしれませんが、

実は、言葉だけでは不十分な場合が多いです。

言葉だけでも良いケースもありますが
言葉だけでは相手に伝わらないことが多いです。

そこで必要なのが、『小さな行動』です。

行動といっても、
本当にちょっとしたことで十分です。

そこで今回は、
気遣いのできる『言葉&行動』を解説します。

✔️想像力を働かせよう

上手に気づかいをするには、
相手への想像力を欠かさないことが重要です。

相手の事情を無視して、
自分自身の視点で気づかいをしてしまうと、

「余計なお世話」「おせっかい」

と捉えられてしまうこともあります。

そこで、おすすめしたいのが
"感情にそっと寄り添う"ことです。

とにかく、相手の気持ちに寄り添いましょう。

その人の周りに流れる空気、
ピリピリしている,ボーっとしている,眠そう

感じれることがあると思います。

相手の表情、眉毛の形、眉間のしわ、視線、
目の力の強さや弱さ、口の形、声のトーン、鼻
言葉数、耳、手や足の仕草、物の置き方…etc…

といった目に見えるものや
音として聞こえてくるもの全てがヒントです。

✔️五感を使って「何となく」感じ取ろう

人間というのは五感を使って、
それらを「何となく」感じ取っています。

その人を包む空気がなんとなく重いのならば
「ああ、今日はこの人は元気がないんだな」と、

いつもより口角が上がって
少しテンションが高そうにしていたら、
「良いことあったんだな」と判断できますよね。

コレらは決して難しいことではありません。

職場の同僚、友達、恋人、奥さんや旦那さん、
お父さんお母さん……接する回数の多い人ほど、
その変化に気づきやすいはずです。

✔️小さな行動はタイミングよく

人の感情に気がまわるようになったら、
今度はタイミングを意識してみましょう。

例えば、
同僚がキーボードを叩いているとき、
音がいつもよりちょっと大きかったら、

「なんかイライラしているな」と感じますよね?

そんなときには、
そっとチョコレートや飲み物を渡すなど、
タイミングよく気をつかい行動してみましょう。

「どうしてイライラしてるの?」

なんて言葉をかけたら、余計イライラさせます。

こういう場面では
さらっと小さな行動だけして、
イライラの原因は休憩時間に聞くと良いです。

最初に述べたように、
行動自体は大したことでなくてもいいのです。

つまり、

上手に気をつかうというのは、
その人のことを気にかけ、感情の変化に気づき、
必要なことを必要なタイミングで行うことです。

✔️感情に気を配るだけでいい

いつもより少し顔色が悪かったら、

「大丈夫?最近がんばりすぎていない?」
「すこし休んだらどう? コーヒーでも飲む?」

などなど、そんな具合です。

あるいは、
眠そうだったらそっガムを渡すとか、
咳をしていたらさっとのど飴を渡すとか、
それだけで十分です。

あなたも「気にかけてもらえたことがうれしい」
と思ったことはありませんか?

相手にそう感じてもらうには、
疲れているとき、イライラしているときなど、
感情に気を配るだけでいいのです。
 
✔️テクニックだけ覚えても意味ない

「相手に嫌われないようにしよう」
「好かれよう」「親切だと思われたい」

というような動機で行動すると、
相手本位ではなく自分本位の姿勢になり
知らぬ間に、下心が相手に伝わり引かれます。

「この人に喜んでもらいたい」

という動機のない気づかいからは、
イヤらしさが伝わってしまうものです。

こういったケースでよく見るのは、
本や雑誌で得た紋切り型の「テクニック」です。

例えば、

「大勢での飲み会などでは、
 料理は最初の1回だけ取り分ける」

このような行動も大事だと思います。

しかし、それ以上に大事なのは、
その時々の相手の気持ちや場の空気です。

ノウハウやテクニックは、
それだけ覚えても意味がありません。

通用する場面も、当然あることでしょう、、。

ですが、逆に全く通用しない場合もあるのです。

人種差別になるかもしれませんが、

その分野において
低レベルの人間相手ならテクニックは通用しても

レベルの高い人間には、
覚えたての浅はかなテクニックは通用しません。

本性を見破られます、、。

気づかいが空回りしてしまう人は、
次のことを特に意識して考えてみてください。

「その行動は相手にとって必要か?適切か?」

自分の行動に対して「ありがとう」
という言葉が欲しくなる気持ち自体は、
決していけないことではありません。

しかし、

それを過剰に期待すべきでもありません。

最初から結果を求めるのではなく、
「やっていくうちに結果がついてくる」と、
肩肘を張らず、自然体の気づかいが、

時間が経つにつれ、感謝を生んでいくのです。

 

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