劣等感の日本(引地賢太Vol.64)
引地賢太です。
【劣等感の日本】
近頃、TwitterやInstagramといったSNSで
情報が溢れ劣等感を抱きやすくなっています。
✔️劣等感を抱くって悪いことなの?
劣等感は、
ネガティブに捉えがちですが、
実はそんなに悪いことではありません。
理由は2つあります。
理由1:できていない自分に気づける
理由2:劣等感はもっと良くなろうと思う源泉
つまり、劣等感があることで
現状の自分と向き合うことができ
更なる自分磨きのための根源となります。
それでも、「自分には無理」「自信がない」
このような"無い無い思考”は苦しくなります。
そこで、今回は
「人と比べないにはどうしたら良いか?」
アドラー心理学を用いて3つ紹介していきます。
①自分と向き合う
自信を失って本来の力が
出せなくなるほど人と比べてしまう人は、
比較対象にばかり目がいきすぎている証拠です。
そんな時は、
「自分はどうしたいか」
「自分は何がしたいか」
と、自分を主語にして、
徹底的に自分と向き合ってみてください。
といっても、
自分と向き合うことは簡単ではありません。
なので、自問自答して
"自分軸"を探してみてはいかがでしょうか?
✔︎自分の好きなこと、
楽しいと思うことは何ですか?
✔︎自分が嫌いなこと、
イヤだったことは何ですか?
幼い頃の過去の自分から現在の自分まで、
ポジティブなことからネガティブなことまで
自分の中で心が動くことを書き出してみると
自分が大切にしている価値観が見えてきます。
✔︎あなたが大切にしていること、
譲れない価値観は何でしょう?
✔︎その大切な価値観をもった未来の自分は、
本当はどうしたいのでしょうか?
✔︎どんな生き方をして、どう在りたいのか?
自分の過去・現在・未来を
丁寧に深掘りして見てあげると、
誰しも必ず、他人と同じにはなり得ない
オリジナルな人生の楽しみ方が見えるはずです。
そこに気付けたら
誰かと比較して落ち込むことも無くなります。
②勝ち負けの土俵から降りる
誰かと比較して自分が劣ってみえて
相手だけが優っていると感じるのは、
無意識のうちに
"勝ち負けの土俵"に上がっているからです。
でも、①でもお話しした通り、
全ての人の人生は唯一無二のオリジナルなので
そもそも、勝ち負けを争えるものではないです。
そこで、まずは「勝ち負けの土俵」に
乗ってないか「気づく」ことから始めましょう。
「あの人が羨ましい!」「悔しい!」
といった感情が沸いているということは、
無意識のうちに
自分と相手を比べているということです。
これが「気づき」です。
この同じ土俵に
上がってしまっている状況に気づければ
簡単に勝負の土俵から降りることができます。
③自分の思考のクセやマイルールを知る
SNSなどの他人の投稿に自分の心が揺れ動く…
つまり実際には存在しない土俵なのに
無意識に上がって戦ってしまう状況の場合、
次のような方法で解決できることもあります。
それは、「客観的に分析する」という方法です。
その方法の具体例として
自分の中にある
感情,思考を外に出す(書き出す)と良いです。
例えば、
友達が休みのたび
旅行に行って羨ましいと思ったとしたら、
「友達が旅行に行っているのが羨ましい。
私はいつも家で寝ている。
私にとって大切なのは、旅行か睡眠か。
人と過ごす時間と1人の時間,どちらが大切か。
1人の時間が好きだけれど、
人と過ごさなきゃ充実していない気がする」
など…
✔︎羨ましく思っている自分自身、
✔︎なぜ羨ましく思っているのか、
✔︎自分の価値観は何か
など…
全て文字にして書いていくと、
他人事のように冷静に客観的に
そのパターンを知ることができます。
この3つの方法に
共通していることは
『他人は他人、自分は自分』
という状況を如何にして作れるかです。
①自分と向き合う
②勝ち負けの土俵から降りる
③自分の思考のクセやマイルールを知る
①②③のどれか1つでも
自分の思考に加えることができれば
他人と比べるのが、どうでも良くなり
自ずと人生もラクになります。
ぜひ、取り入れてみては如何ですか?