愚痴は宝物(引地賢太Vol.263)
引地賢太です。
【愚痴は宝物】
愚痴は自分で言っていてもスッキリしないし、
人の愚痴を聴いていてもイライラしますよね。
愚痴に対して多くの人が
「良くないもの」「人を不快にさせるもの」
という認識を持っています。
しかし、
時には愚痴を言いたくなるのが僕たち人間です。
愚痴らない人間なんているのか…
この愚痴と
どうやって付き合えば良いのでしょうか?
今回の投稿では、
正しい愚痴との付き合い方について紹介します。
✔️そもそも愚痴とは何か?
広辞苑で「愚痴」と調べると…
言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。
という記載がされていました。
言っても仕方ないコトとは
たとえばこんな愚痴たちですね。
「どうしてうちの会社はこうなんだ。」
「何でうちの夫は家事を手伝わないんだ。」
ただ、こういった愚痴も、
よくよく見ていくと「宝物」になります。
なぜ「宝物」になっていくのか?
それは「愚痴が生まれる仕組み」を
紐解いていくと明らかになります。
✔️愚痴が生まれる仕組み
愚痴とは「なにかに対して嘆いている。」こと。
ということは、
愚痴の奥には願いがあったり、
大事にしたいもの、理想の状態があるわけです。
「うちの会社は・・」と言っている人は、
「もっとこんな会社だったらいいのにな。」
「うちの夫は(妻は)・・」と言っている人は、
「もっとこんな夫(妻)でいてほしいな。」
という
願いや理想があるからこそ
愚痴というのは出てくるのです。
✔️愚痴は諦めていない証拠
考えてみてほしいんですが、
完全に諦めていたら!
願う状態が完全に無かったら!
愚痴なんてものは出てきません。
愚痴が出てくるということは、
それだけ願いを諦めていない証です。
だから「愚痴は宝物」と言えるのです。
少し話が変わるかもしれませんが
よく『怒られるうちが華』って言いますよね。
完全に周りから見放されて期待もされず
向上心が0になったときは、人生の終わりです。
✔️自分の愚痴に対する正しい対処法
つい愚痴を言ってしまっていたら、
その事に気づいて優しく受け止めましょう。
「あぁ、なにか願いがあって、
それが満たされていない状態だから
愚痴を言いたい気持ちになっているんだ」と。
間違っても
愚痴を言っている自分を責めないでくださいね。
余計、心が苦しくなってしまいます。
愚痴を肯定するからと言って、
「周りの人にどんどん愚痴を浴びせよう」
という話でも決してありません。
まずは自分の中で
肯定的に愚痴を受け止めることが大切です。
✔️人の愚痴との正しい接し方
また、人の愚痴に接したときも
「あぁ、この人は願いを持っているんだな。」
「愚痴ってるということは諦めてないんだな。」
と思いながら、聴いてみてください。
そうすれば、
他人の愚痴に対してイライラしなくなります。
※
とは言え、津波のように愚痴を
物凄い勢いで言い続ける方もいます。
その場合、その場に留まらずに、
「あ!用事を思い出した」などと言って
離れることが、精神衛生上、オススメです。
✔️愚痴は宝物
愚痴が出てくるということは、
それだけ諦めずに願いがある証拠です。
もしあなたが自分のことを「愚痴が多い」
と思って少しでも責めているなら、
その考え方は
今回をきっかけに180度変えてみてください。
あなたは大きな願いを持った素晴らしい人です。
ただ、自分の「愚痴」「願い」との
付き合い方を知らなかっただけなのです。
『愚痴は宝物』
愚痴が出ている間は、一生懸命生きている証拠!