質を求めるのは最後(引地賢太Vol.76)
引地賢太です。
【質を求めるのは最後】
世間の風潮は、
ハードワークを悪としていますが、
本当にハードワークは悪なのでしょうか?
世論に対して、
思考停止状態になっていませんか?
今回はハードワークの良い面を紹介します。
もしかしたら、
仕事に対する価値観が変わるかもしれませんね…
✔️質は量によって生まれる
僕を含めた20代に多いですが、
仕事をたくさんこなすよりも先に、
時間管理術や仕事能率向上のノウハウを
本などによって学び、質を量ではなく
テクニックで担保しようとする傾向があります。
ただ、
机上の議論を学ぶだけで
本当に仕事の質を向上させることは可能ですか?
おそらく不可能に近いです、、。
なぜなら、本で学ぶテクニックは、
頭では簡単に理解することができても
自分の経験から導いたノウハウではないので、
腹落ちして行動に移すことができないからです。
「理解」と「実行」の間には、壁が存在します。
一方で、
自分が一生懸命働いた経験則から
生じた学びの場合、話が違ってきます。
自分の経験に基づいているため、
体にそのノウハウは染み込んでいるだけでなく、
頭で考えるよりも、
すぐ行動に移すことができるからです。
つまり、
がむしゃらに働くことは
一見すると非効率に見えますが、
それを継続することで、
自然に仕事の質が高まってくるため、
長期的にみると大きなプラスになります。
✔️ハードワークのわかりやすいメリット
ここではメリットを3つ紹介したいと思います。
①効率を追い求めやすくなる
ハードワークすることによって、
仕事の質が高まることは前述しましたが、
仕事の効率を高める意味でも
ハードワークは非常に重要です。
大量の仕事をしていくうちに、
力を入れる部分と手を抜いていい部分などの
緩急をつけられるようになり、
結果的に全体効率が高まります。
ハードワークしたからこそ、
「ココは〇〇にしたほうが早いな」
「この部分は〇〇で代用したほうがいいな」
みたいな感じで、
キャパオーバーを補うために
知恵を振り絞って効率的になっていくのです。
②仕事を人に振るのが上手くなる
ハードワークをするということは、
引き受ける仕事量が多いことを意味します。
本当は、
自分で終わらせたい仕事だったとしても、
現実的に不可能なので
チームの誰かに仕事を振り
対応していくことになります。
それを繰り返していくうちに、
自然と仕事を人に振ることが上手くなります。
③PDCAサイクルを早く回して成長できる
PDCAは、
Plan、Do、Check、Actionの略称で、
Plan(計画)→Do(実行)
Check(評価)→Action(改善)
非常に有名なフレームワークですね。
ハードワークをすることで
人より早くPDCAサイクルを回すことができ
仕事の質が高まるだけでなく
あなた自身の成長にも必ず繋がります。
※
補足ですが、
個人的にはPDCAよりDCAPのほうが良いです。
計画を立てるのに時間を掛けて
実行するまでにダラダラするよりも
とりあえず実践してから評価して改善し
計画を練り直し実践したほうが効率的です。
今の時代、「ハードワークが良い」とは
言い難い雰囲気があるのが実情ではありますが、
ハードワークは必ずしも悪役ではなく、
個人の成長やに繋がる場合も多々あります。
もちろん、ハードワークのしすぎはNGです。
体調を崩し心もボロボロになるまで
ハードワークをしてしまったら本末転倒です。
ただ、
頭ごなしに否定するのではなく、
その効果を冷静に見極めてみるのも
真の仕事効率を目指す上で重要だと思います。