日本人は損してる?(引地賢太Vol.288)
引地賢太です。
【日本人は損してる?】
日本人の多くは話し方で損しています。
というのも、
日本人は世界最強レベルで『謙虚』なので、
自信ある発言をする人が非常に少ないのです。
謙虚は素晴らしい特性です。
謙虚な人は好かれてモテる傾向にあります。
しかし、謙虚すぎてしまうと
「頼りなさそう」「仕事が出来なさそう」
と見られて、自信の無さを露呈してしまいます。
そこで今回は、
あなたの自信を削ぐ3つの口癖を紹介します。
①「~と思います」
自分を大きく、
自信ある姿を印象付けたいと思うのであれば、
最初に「ワンクッション置く言葉」を
極力減らしてみることから始めてみてください。
その一言とは「~と思います」です。
この言葉が口癖になっている人は多いです。
曖昧な表現が多すぎると
信用を失うきっかけになります。
もちろん、
たまに使うのは問題ないのですが、
何回も何回も繰り返す人も少なくありません。
でも、
次のような「言い換え」は十分できますよね。
・お話ししたいと思います→お話しします
・ご紹介したいと思います→ご紹介します
・考えていきたいと思います→考えていきます
・お勧めしたいと思っています→お勧めします
言い切って断定してしまうと、
傲慢な態度に聞こえる気がして
心配する人もいると思いますが、
むしろ文章が短くスッキリするので
自信をもって話しているように感じさせるので
相手に好印象を抱かせやすくなります。
主導権を自分に引き寄せたいときは
相手が年上であっても強気な発言がオススメ!
②「〇〇させていただきます」
謙譲語とは、相手を敬って、
自分を低い立場において話す言葉ですが、
本来なら対等であるべき人に、
むやみにへりくだる言葉を使うことで、
「私はあなたより下の立場にいる人間だ」
とメッセージを発していることに繋がります。
たとえば、「〇〇させていただきます」
そこに、「〜と思います」まで加わえると
「ご紹介させていただきたいと思います」
となるわけですが、物凄く回りくどいですよね。
こんな回りくどく言わなくても
「ご紹介いたします」で問題ないわけです。
同様な例として…
・務めさせていただく→務めます
・拝見させていただきます→拝見します
・確認させていただきます→確認いたします
これで十分ですよね。
日本人は「名刺は相手より低い位置で出す」
といったように自分を下に見せるマナーに縛られ
知らず知らずのうちに、
自信なさげに振る舞うことに
慣れてしまっている一面があります。
丁寧で失礼に当たらない言動は大切ですが、
過剰なまでにへりくだる必要は全くありません。
③「えー」「あー」「あのー」
リモートでの会議が増えて、
話し手のあの言葉が妙に気になりませんか?
リアルで会って話をするときには、
それほど気にならなかったあの言葉が
リモートだと
声に意識が集中してしまうため、
なぜか耳障りになる言葉があります。
それが、「えー」「あー」「あのー」
といった「間(ま)を埋める」言葉です。
沈黙って怖いですよね。
その気持ちは物凄くわかります。
沈黙が生まれてしまうと、
「つまんないって思われてないかな」
「話が盛り上がらなくて印象下がるかな」
と不安に駆られてしまうからこそ
「えー」「あー」「あのー」
という言葉で間(ま)を埋めるのが
ついつい癖になってしまいますよね。
しかし、その間(ま)を埋める言葉こそ
自信のないように見られてしまう原因なのです。
なので、沈黙すら支配できるよう
言葉が出て来なかったら素直に黙りましょう!
沈黙すら心地良い気持ちを共有できる
関係を作るのがベストなんじゃないかな。