引地賢太

引地賢太のブログです

ウザいウザい(引地賢太Vol.228)

引地賢太です。

 

【ウザい…ウザい…】

あなたは質問が得意ですか?

会社で仕事をしていれば
質問しなければいけない機会も多いですよね。

悩みだって出てくると思いますし
自分だけで判断するのが怖くなって
上司に意見を聞く機会もあると思います。

この『質問』ですが、
良い質問と悪い質問があります。

今から2つの悪い質問を紹介します。
ぜひご自身の質問方法と見比べてみては?

悪い質問①「正解を聞く」

「正解を聞くことの何が悪いの?」

と思った人は
頭の中にまだテストの回答用紙が
ある人かもしれません。

仕事をすると気づきますが、
殆どの物事には答えがありません。

あるのは「とりあえずの正解」
されているものが流通しているだけで、
その答えも時代とともに日々変化しています。

昔は「告白」と言ったら直接のみでしたが
今では電話.LINE.Instagramもアリらしいです。

このように答えがないのに、
「答えを聞く」というのは実に幼稚で
自分の頭で考えていない典型と言えます。

例えば、
「30歳を過ぎたら
 転職するのは止めた方がいいのでしょうか?」
という質問をしたとして、

「止めたほうが良いです」

と言われて、転職を諦められますか?
素直に「転職は諦めよう」とならないはずです。

おそらくこういう人は、
後押ししてほしいから質問していると思いますが

最初から答えが決まってるんだったら
わざわざ答えを聞く質問すんなって話です。

悪い質問②「相手を追い詰める質問」

例えば、結婚している夫婦がいました。
しかし、夫がリストラされてしまった。

そんな時に妻が

「転職先はあるの?」
「お金はどうするの?」
「これから仕事はどうするの?」

という感じで
相手を追い詰めるような質問は良くないです。

リストラしてしまったら
稼ぎがないのでお金も減っていくでしょう。

それはリストラされた本人も分かっていますが、

こういう言われ方をされると
ただ追い詰められるだけですし、
相手の可能性を閉じてしまいます。

そうじゃなくて、
「仕事はなくなったけど、
 これからどうしていこうか?」
と質問されるだけで答えは違ってきますよね。

そうやってプラスに質問してあげるだけで
相手は建設的に物事を考えることができます。

じゃあ、どういう質問が好まれるのかというと…

良い質問『相手の意見を聞く』

例えば、僕が誰かに
「オレ、仕事変えた方がいいっすかねぇ?」
って聞かれたら「知らんがな」と一蹴します。

多分あなたもそうだと思いますが
「あなたの気持ちは?」と問いたいはずです。

しかし、

「もしも〇〇さんが今の自分の仕事を
 変えたい場合、どういう行動を取りますか?」

という質問をすると
相手は自分の意見をまとめて答えてくれます。

世の中には色んなジャンルで
沢山の上手くいく方法やノウハウがありますが、

それはその人の状況に合っていたから
たまたま上手くいっているケースも多いです。

結局『正解はない』という前提でいれば、
「相手が自分と同じ状況だったらどうするか?」
という質問は、かなり大きなヒントになります。

仲の良い親しい関係であれば
くだらない質問にも笑顔で付き合ってくれますが

それ以外の関係であれば、

「あなたなら、こんな時どうしましたか?」
「あなたなら、どんな風に感じましたか?」

このように「正解」を聞くのではなく
相手の『意見』を聞く姿勢が好まれます。

 

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