山あり谷あり(引地賢太Vol.221)
引地賢太です。
【山あり谷あり】
生まれてから死ぬまでの長い人生で
人は誰しも「負け」を経験するはずです。
それも一度や二度じゃなく
「上手くいかないこと」
「思い通りにならないこと」
なんて毎日のように感じますよね。
もちろん何が勝ちで
何が負けだと感じるかによりますが
仮に物事全て上手くいくことが「勝ち」なら
人生そう上手く行き続けるのは難しいですよね。
今アナタは物事が上手くいかないとき、
どうやって向き合うようにしていますか?
✔️負け犬の吠え方
あなたは「負け犬の遠吠え」と聞いて
どんなイメージや姿を思い浮かべますか?
勝負で負けた人が
自分の情けなさをワンワンと
弱音を吐いている姿でしょうか?
勝負で負けた人が
勝者から遠く離れた場所で
強がりのように吠えている姿でしょうか?
どんな意味にしても
「情けない」とか「かっこ悪い」などの
ニュアンスで使われることが多いですよね。
カッコいい感じでは使われません。
人によっては、
「負け犬の遠吠えは恥ずかしい」
「そんなことするのは情けない」
と言って、
無理矢理自分の気持ちを
心の中に閉じ込めてしまう場合もあるはずです。
しかし、僕は
『負けたら全力で吠えればいい』
というふうに思っています。
✔️吠えないと仲間が来ない
あなたが負け犬で遠吠えたときに
わざわざ近くに寄って声を掛けてくれる人って
おそらく、
今のアナタにとって絶対に必要な人だからです。
負けた人が遠吠えることで
本当に必要な人が声を掛けてくれます。
そこで重要になるなのは『どう吠えるか』です。
この「吠え方」によって
逆境を乗り越えられるか否かは決まります。
好かれるか嫌われるかも決まります。
✔️好かれる吠え方と嫌われる吠え方
例えば、
大学受験で第一志望に落ちてしまった高校生が
「俺が落ちたのは
先生が上手に教えてくれなかったからだ」
って吠えている人
「俺が落ちたのは
俺に実力が足らなかったからだ。
先生期待に答えられなくてごめんなさい!」
って吠えている人がいたら
どちらに声を掛けてあげたくなりますか?
たぶん後者ですよね。
前者は他人のせいにして吠えています。
後者は自分のせいにして吠えています。
このことからも
何か物事が上手くいかなかったときに
自分の責任として捉える人は好かれます。
因みに僕が今まで出会った
魅力的な人生の負け犬たちは
負けて笑えない時に
それでも笑っている人が多かったです。
「いや〜つらいわ〜(笑)」
「どうすればいいか全然わからない(笑)」
こんな感じでした。
✔️負けを見せれる器に惹かれる
笑顔は見せているけど
言葉は決して強がっていませんでした。
負けて惨めな自分を認めた上で
「何がいけなかったのか」を考え
「次はどうしようか」と顔をあげていました。
そんな人を見て、
周りは応援しようと思うのでしょうね。
辛かったら「辛い」って言えばいいんです。
キツいなら「キツい」って言えばいいんです。
自分の弱さを素直に認めてから
笑って「どうすればいいか」考えれば良いです。
人の弱さは、人間らしさが生まれて魅力的です。