そりゃ伝わらん(引地賢太Vol.203)
引地賢太です。
【そりゃ伝わらん】
「頑張って話しているのに
自分の思いが相手に全く伝わらない…」
あなたはこのような現象に
巡り会ったことはありますか?
僕はあります。
一生懸命伝えているつもりなのに
話す時間が長くなるにつれ相手の表情が
眉間にシワを寄せ険しく強張っていく不満顔に…
「何でなんだろ?何がいけないのか?」
そう疑問に思い
会話のプロと呼ばれる人に相談しました。
すると、僕はある勘違いをしていたのです…。
✔️伝わらない一番の要因
僕が会話で悩んでいたとき、
「一生懸命話せば、相手に伝わる!」
そう思って、一生懸命話していました。
しかし、それが最大の間違いだったのです。
確かに、
一生懸命話すのは大切ですが、
それだけでは相手に想いは伝わりません。
じゃあ、どうすれば良かったのかというと…
『そもそも想いは伝わらない』
という前提で、会話をするべきだったのです。
✔️想いは伝わらない
想いを伝えるのが下手な人は
「相手が理解してくれる」と期待して
伝え方が「雑になる」という特徴があります。
伝え方が雑とは何ぞやって話ですが、
例えば中学生に対して
世の中にどのような仕事があるのか説明する際、
✔︎リサーチ
✔︎マーケティング
こんな専門用語を使っても
中学生相手に伝わるはずないですよね。
伝え方が雑とは、
自分基準で物事を考えて
話してしまっている状態のことですね。
✔️話が上手い人の話し方
逆に話し方が上手い人というのは、
話す前提に『そもそも想いは伝わらない』
という前提条件を持って会話します。
先程のケースの場合、
「中学生に仕事の話をするとなると
専門用語を出しても伝わらないだろうな。
中学生でも利用しているゲームやコンビニを
例に出しながら話していけば伝わるかな?」
このような形で、
相手伝わらないことを前提に
どうやったら伝わるのか考えて、
小学生でも理解できる言葉チョイスをします。
✔️話が上手くなりきれない人
『そもそも想いは伝わらない』
この前提を理解して話そうとすると、
おそらく「例え話」をするかと思います。
ここまでは素晴らしい傾向なのですが、
話がどうしても上手くなりきれない人というのは
その例え話が…
✔︎例えになっていない
✔︎例えの題材が難しくて伝わってない
という勿体ない現象が起きます。
なので、
例え話も小学生レベルにすると良いですね。
✔️伝わる前提を持つと揉める
上司と部下,友達同士,恋人関係,家族
これらの関係性で揉める要素の8割は
「それくらい察してよ!」
「それくらいわかるでしょ!」
という、相手への淡い期待が原因です。
勝手に伝わる前提でいると、
人間関係での揉め事が絶えなくなります。
察して欲しい気持ちも分かりますが、
やっぱり人間なので
言葉にしないと想いは伝わらないんですよね。
✔️常に「伝わらない」前提を持とう
相手はあなたのことを
完全に理解していません。
あなたを完全に理解してる人はいません。
あなたを完全理解してる人は、あなたのみです。
自分の気持ちを押し付けたり
相手が理解してくれると期待することなく
『そもそも想いは伝わらない』
この意識を持ち、
難しい言葉を披露して
頭が良さそうに魅せるマウント理論を捨て
『どんな言葉を使ったら伝わるかな?』
という意識で言葉を表現していくと良いですね。