引地賢太

引地賢太のブログです

習慣が言語を作る(引地賢太Vol.98)

引地賢太です。

 

【習慣が言語を作る】

突然ですが、

あなたは、
話したいことや伝えたいことが
"まとまらない"と悩んだ経験はありませんか? 

話題が豊富で話し上手な友人や
理路整然とした説明ができる仕事仲間を見て、

「どうして彼らのように
 自分は言葉を上手く伝えられないんだ…」

と、考え込んでしまったことはありませんか?

そこで今回は、
もっと語彙力や表現力を高めて
会話や文章作成に活用したい人に向けて、

頭で考えていることを
上手に言葉にするために

日常で心がけるべきことを4つ話します。
"話が上手い"と思われたい人は、ぜひ実践を!

①手書きメモが要約力を鍛える

自分の考えを整理する訓練として
最も有効なのは「書き出すこと」です。

現代社会では
スマートフォンの普及によって、
どんなに重要な物事も撮影してしまえば
簡単にデータとして残すことが可能ですね。

しかし、

それは非常に便利な反面、
"手書き"をすることで記憶を定着させる
重要な作業から遠ざける副作用があります。

人の話を聞きながら
重要なポイントをメモすることは、

頭の中で内容を整理して
情報を取捨選択する能力を高めるための
レーニングになります。

要約力は、
自分の思考や気持ちを伝えるのに欠かせません。

あちこちに話が飛んだり、
内容をうまくまとめきれなかったりする人は、
手帳やスマホで、メモする習慣をつけましょう!

②日記がもたらす言語化のメリット

メモと同様に、
日記を書くことも脳を活性化させます。

日記を書くとき、
記憶を呼び起こして文字へと変換し、

指先の筋肉を使って文字を書き、
目で見て確認するまで脳はフル回転しています。

その日の出来事を思い出しながら書くことは、

記憶を頻繁に出し入れしている状態なので、
記憶の定着にも繋がります。

とはいえ、、、

「手書きの日記が続かない」
「読んでくれる人がいないとツラい」

そう感じる人も、きっと多いはずです。

まさに、僕が
手書きが無理で読者がいないとツラいタイプ…

そんな僕と同じようなタイプの人は
ブログやSNSで日記を公開すると良いです。

ブログやSNSのメリットですが…

まず、SNS
人に見せることを前提としているので、

正しい日本語や的確な語彙を
意識することを心がけるようになります。

また、

アウトプットを習慣づけるようにすると、
文章を書くことに対する苦手意識が薄れます。

また、

手書きよりも気軽で続けやすいので、
投稿する前に

「この表現は誰かを不快にさせないかな」
「もう少しコンパクトにまとめられないかな」
「ほかの表現に言い換えることはできないかな」

と立ち止まって自問自答すると、
より、語彙力と表現力が鍛えられます。

③完成した文章を読み直す習慣こそ言語化UP

もっと文章力を上げたい!
相手に伝わる文章が書けるようになりたい!

そう望むのなら、
まずは客観性を身につけなければなりません。

しかし、

自分の書いた文章を
客観的に読み直すというのは非常に難しいです。

自分で書いた文章を読み直してみても、
どこがダメなのか全く見えてこないのです…

そこで大事なのが『時間を置く』ことです。

例えばメールの文章も、
もしそれが重要なメールであれば、
書いてからすぐには送らないほうが良いです。

3分で良いので"間"を置いて読み直しましょう!

一度書き上げてしまうと、
それが完璧な文章であると思い込んで

「もっといい表現があるかも……」

と思いつつも
修正するのが億劫になったりしがちです。

しかし、
読み直しをするかしないかで
文章のクオリティは格段に違ってきます。

書き上げてから時間を置いて読み直してみると、

「書いた直後は完璧だと思ったけど、
 結構無駄な部分が多くて酷い文章だな…」

と、冷静に分析できるはずです。

ビジネスのためのメールで、
もし急がなければいけない場合なら

書き終わったところで
一度トイレに行くとか、コーヒーを飲むとかして
もう一度読み直してみると良いです。

④会話の内容は“より具体的に”を意識する

最近ではメールやLINE、
SNSなどのコミュニケーションが主流となり、
くだけた言葉遣いが増えてきました。

その反面、
逝かれた日本語を使う人も多くなりましたね(笑)

たとえば「今話題のあの映画、ヤバかったよ!」
では、「どう」「ヤバい」のか、

そもそも「ヤバい」とは
どのような状況を意味するのか、意味不明です。

ぶっちゃけ仲の良い友達との会話なら
そういうのも全く気にならないんですが…

その言語力をビジネス上でやると崩壊します。

「話題の『○○』という映画を観たんだけど、
 冒頭からスピード感ある目まぐるしい展開で
 息をのむほどだったよ」

と、できるだけ
具体的な表現を意識して会話をすることで、

頭の中の情報が整理されて、
より相手に伝わりやすくなると思いませんか?

逆に、あえて難しい言葉ばかりを選んで
相手を混乱させるタイプの話し下手もいますね。

専門用語などの難しい言葉を使いたがる人は、

「こんなことを知っている自分」

に酔ってしまっているので
ここはあえて難しい言葉を封印して、

『10歳児にもわかるように説明する』

ことを意識すると良いです。

日頃から「言葉」に注力して
自分の想いを伝えられる人間になりませんか?

 

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